健康寿命を延ばす家
平均寿命は延びているが、比例して介護される期間も延びている
日本は戦後の混乱期を経て高度経済成長を経験し、大変豊かな国になりました。医療・食べ物の質・住宅環境が整い、世界に誇る長寿国家となっています。
長生きはとてもめでたいことで嬉しいことですが、“健康で”長生きでないと本人も家族もとても大変になります。
健康寿命を延ばさないと、自分も家族も大変
上の図は、平均寿命と健康寿命の延び率を表した図です。平均寿命の延びに対して、健康寿命の延びはあまり比例していないことが分かります。この平均 寿命と健康寿命の差が介護の必要な期間となります。男性で9.13年、女性で12.68年が自立して生活できない介護が必要な期間です。
介護施設は介護が必要になったらすぐに入居できる訳ではないです!
いざ介護が必要になった場合、介護施設にすぐに入居はかなり困難です。入居まで数十人待ちも珍しくなく、入居するための費用もかかります。
しかも特別養護老人ホームなどは、入居するには要介護3などの条件があり、入居条件が緩い民間施設ですと、利用料がかなり高額になる可能性があります。(利用料は所得により変動致します)
介護が必要になったからといって、すぐに施設を利用・入居できる訳ではなく自宅での介護をご家族様がする期間が出てくる可能性があります。
健康寿命とは?
健康寿命とは、健康寿命とは、心身ともに自立し、健康的に生活できる期間のことです。健康寿命と平均寿命の差が、日常生活に制限のある不健康な期間 になります。現在、男性では約9年、女性では約13年になります。この期間をいかに短くすることが、充実した人生を送れるかかかっています。
どうしたら健康寿命を延ばせるのか
介護が必要な期間を短くするためには、健康寿命を延ばす必要があります。そのためには脳卒中や認知症にならないことも大事ですが、一番予防し易い骨 折・転倒しない対策をすることが重要でないかと思います。介護が必要となった原因をみてみると、骨折・転倒が10.2%を占めています。また高齢者の事故 は住宅が多く、転倒などしにくい住環境に改善すれば、健康寿命を延ばせる可能性が高くなります。
家の中での転倒・事故が多い。
未然に防ぐことにより寝たきりになるのを防ぎ、健康寿命を延ばす!
介護保険を使い、負担1割でバリアフリーにできます(介護リフォーム)
まとまった費用がかかる工事は難しいですが、介護保険から工事費用の9割の助成が出て1割負担でできます。(最大20万円まで。所得により2割になる場合があります)
たとえば手すりを廊下やお風呂場に設置したり、段差を解消したり転倒する要因を少なくしバリアフリー化を進めることができます。
助成金を受けるためには、要介護認定を受ける必要があります。ご相談承っております。
もう1つ
子供も孫も元気な姿をずっと見ていたい!
元気だった両親や祖父母が、年をとり弱っていくことは悲しいです。しかしそれでも最後まで元気だった姿を子供や孫に見せることは、生きることへの大きなメッセージになり、お金や貴金属以上の心の遺産になるのではないでしょうか?
私の祖父も今年で97歳になり、おかげさまでほとんどのことを自分でできます。昔起こった地元の事件や戦争のことなど記録として残すことができました。
元気で生きているからこそ色々なことができたと思います。このホームページを見て下さった方が、井口住建で工事をされなくてもかまいませんので、健康で長生きしてもらうための参考にして頂ければと願っております。
宍粟市社会福祉協議会 様、介護施設勤務の介護福祉士様、井口住建
高齢者疑似体験社内勉強会を開催致しました。
実際に介護リフォームを施工したお家で使い勝手などを体験しました。介護関係者様の生の声が聞け、大変勉強になりました。