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環境と効率を両立:太陽光発電所の雑草管理と効果的な除草術

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太陽光発電の除草対策

1.太陽光発電所の雑草問題:効果的な対策の重要性とは?

こんにちは、井口住建では太陽光発電をしているので定期的に除草作業をしています。
太陽光発電所での雑草問題は、発電量や施設の効率に影響を及ぼす重要な課題です。その効果的な対策の重要性について、詳しく解説します。

雑草の影響

太陽光パネルの上まで成長した雑草は、パネルの表面を覆い隠すことで影ができ発電量を低下させます。 雑草の中でもつる性植物は、対策をしないとパネルの上まですぐ成長します。よくフェンスを伝って成長しますが、それが架台を伝ってパワーコンディショナーの通気口から内部に侵入すると、故障やショートして火災が発生したりします。

効果的な対策方法

効果的な対策方法として、定期的な草刈りや除草剤の使用があります。
雑草が成長する前に対策を行うことで、発電量の低下を最小限に抑えることができます。
また、物理的な対策として、防草シートや砂利を使って雑草の成長を防ぐ方法もあります。

2.雑草制御の専門知識:太陽光発電所の効果的な管理術

手作業と機械を組み合わせたアプローチ

ケーブルなどがある場所は鎌を使って人の手で刈り、広い場所は草刈り機などの機械を使って効率的に除草することで、施設全体の管理を行います。
ただし、労力とコストのバランスを考えながらやり方を選ぶ必要があります。

定期的な点検と手入れ

太陽光パネルとその周辺を定期的に点検しましょう。
小さな雑草も放置すると大きな問題になります。 定期的にパネルの下や周囲の草刈りを行うことで、雑草の成長をコントロールできます。

再発防止策の導入

雑草制御は定期的なメンテナンスが欠かせませんが、再発を防ぐための対策も重要です。
除草後に、防草シートを敷くなどの再発防止策の導入により、長期的な効果を確保することができます。

3.環境に優しい選択:太陽光発電所での除草剤の選び方

茎葉処理型(液剤タイプ)の場合

茎葉処理型除草剤は、雑草の葉や茎にかけることで効果が現れる液剤タイプの除草剤です。
効果は、除草剤を散布後すぐに表れますが、土にかかった薬液は土壌中ですぐに不活性化するので、雑草が生える前に散布しても効果がないです。
実際の除草事例にもある通り、散布しても一か月ほどすると徐々に新しい雑草が生えてくるので何回も除草剤を散布しないといけないです。

土壌処理型(粒剤タイプ)の場合

土壌処理型除草剤は、根から吸収され茎葉に回って枯らします。
土壌処理型除草剤は、土壌表面に処理層を作り、これから生えてくる雑草を抑制します。
効果は除草剤にもよりますが、3~6か月間持続します。
農地や住宅が近くにある場合は、効果が持続するため野菜やお庭の木やお花などに影響がでるので散布は難しいと思います。

適切な使用量と方法

除草剤の適切な使用量と方法を守ることも環境保護の観点から重要です。
過剰な使用は周辺環境への影響を増大させる可能性があります。
ラベルの指示に従い、適切な量を正確に適用することで、効果を最大化しつつ環境への悪影響を最小限に抑えることができます。

除草剤の散布

4.季節とタイミング:太陽光発電施設の雑草対策計画

春:成長期の始まり

春は雑草の成長が活発になる季節です。冬の間に休眠していた雑草が芽を出し、成長を始めます。ここで重要なのは、成長が始まる前に対策を講じること。春の初めから土壌処理型(粒剤タイプ)の除草剤を使用しましょう。
これから生えてくる雑草を抑えることができるので、除草の手間を大幅に軽減できます。

夏:雑草の繁茂に注意

夏は雑草の繁茂が進む季節です。特に雨が多い地域では、雑草の成長が加速します。施設周辺の草刈りや除草剤の使用を継続し、太陽光パネルの影響を最小限に抑えましょう。

茎葉処理型(液剤タイプ)の除草剤は、速効性なので雑草の成長の早い夏の時期に最適ですが
効果が持続する期間は、粒剤タイプほど長くない場合が多いので、定期的に作業が必要です。

秋:成熟と種子の拡散

秋は雑草の成熟と種子の拡散が進む季節です。この時期に雑草が成熟して種子をまくと、次の年にも雑草が増える可能性があります。秋の間にしっかりと対策を行い、種子の拡散を防ぎましょう。

粒剤タイプの除草剤は、土の中の種にも有効なので、しっかり撒いておけば長く効果を発揮することができます。

冬:休眠期の対策

冬は雑草の成長が緩慢な休眠期ですが、対策を怠ると春に問題が再燃する可能性があります。冬でも施設周辺の清掃や点検を怠らず、春に備える準備をしておきましょう。

5.実際の除草事例

太陽光パネルを設置しているのですが、夏の時期になると雑草がすごい勢いで生えます。
防草シートを敷設したり、草刈り機などを使って除草する方法もありますが井口住建では、除草剤を使っています。

グリホサート除草剤は、粒剤除草剤とは違い散布後の土壌に成分が残留せず環境にやさしい除草剤です。
今回は、雑草がずいぶん成長していたので、液剤タイプ(茎葉処理型)を使って現在生えている草をすぐ枯らすことにしました。
50倍に水で薄めて使用しました。

液剤タイプ(茎葉処理型)除草剤

除草剤が、液剤タイプなので噴霧器を使用します。
左の容量の少ない噴霧器で、太陽光パネルの下の雑草に除草剤を散布して、真ん中の大型の噴霧器で太陽光パネルの周りの広い面積を散布していきます。
噴霧器は、二つとも蓄圧式(手動式噴霧器)で散布ごとに空気をいれる作業が必要で大変です。
広い面積を散布する場合は、電動式の噴霧器のほうがいいと思います。

噴霧器

除草剤を散布する前の写真を撮ればよかったのですが、手違いで撮っていませんでした。
下の写真は、除草剤を散布した後の1週間後に撮影したものです。
雑草の長さが膝上まであったのですが、きれいに枯れています。

除草剤を散布した後の一週間後

以前に写真を撮った日から、2週間経ちました。
最初に除草剤を散布してから何もしていませんが、枯れた雑草が少なくなってきました。
写真を撮ったのが、8月なので本来であれば雑草だらけだと思いますがよく枯れています。

除草剤を散布した後の1か月後
除草剤の効果

ただ液体除草剤(茎葉処理型)は、すばやく枯れますが、これから生えてくる雑草を抑える効果はありません。 上の画像を見てもらえば分かる通り、新しい雑草が少し生えてきています。
できれば雑草が除草剤で枯れた後に、草刈り機などで刈ってから土壌処理型除草剤を散布すると効果が長持ちするかなと思いました。

井口住建では、除草剤の散布や、草刈りなどの仕事も受けております。

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