日本の窓の断熱について思うこと
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こんにちは!
雪は降っていませんが、寒いですね。猫も丸くなっています(^^)!
皆さん、日本の工業製品についてどんなイメージをお持ちでしょうか!?
性能がいい・丈夫など、プラスのイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか。ただイメージと違うのが、日本製の窓の断熱性能です。
上の表は、各国の熱貫流率の最低値を表した図になります。
窓の断熱性能は、熱貫流率(U値)で表されます。単位はW/m2(平方メートル)・Kです。1㎡当たり、かつ1時間当たりに通す熱量を表します。小さいほど熱の出入りが少なく高性能であることを表します。
上の表は日本の断熱性能の基準です。日本は残念ながら、最低基準がありません。ただ等級が定められており、最高等級のものでもU=2.33以下のものになります。U値1.0代に最低値が設定されている国が多いのに対し、日本の最高等級は2.33以下です。
現在日本の多くの家に使われている窓はアルミサッシ+単板ガラスのものですが、こちらのU値は6.5という性能です。
窓の断熱性能が悪いと、いくら暖房しても窓から熱が逃げていきます。
日本の窓の断熱性能は、まだまだ未熟です。
参考文献
低い断熱性なぜ放置、世界に遅れる「窓」後進国ニッポン:松尾和也 松尾設計室代表